「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然」は国内11館で構成する自然史レガシー継承・発信実行委員会が、2016年度より4年間にわたり実施してきた企画展示です。
歴史的建造物を会場として自然史標本の多面的価値を広く伝えるとともに、その保全と文理融合型の価値創造のあり方を探ることを目的に実施してきました。
このたび開催するシンポジウムは、4年間の締めくくりとして、今後の自然史資料の保全と活用に関する議論を深めるために実施いたします。
招待講演者として、博物館の分野とは違った視点から、文化と自然の共生について、伝統工芸と新しい現代技術や発想のもと、各所で活躍されているお二人の匠をお招きして、新しいスタイルでの発信や活用について話題提供して頂きます。また、1部では、2019年度に京都市で開催された国際博物館会議(ICOM)での自然史系博物館の取り組みについて報告していただき、今後の自然史系博物館のあり方について議論します。
当日は、4年の成果を綴った報告書冊子を配布する予定です。
詳細は下記URLを参照ください。
https://www.hitohaku.jp/infomation/event/legacy-sympo2020.html
■開催情報
開催日:令和2年2月24日(祝・月)
1部 10時30分~12時00分
2部 13時00分~17時00分
場 所:京都国立博物館 平成知新館ホール
〒605-0931京都市東山区茶屋町527
参加費:無料(別途、京都国立博物館への入館料が必要)
申込み方法:名前、住所、連絡先、所属をご記入の上、「兵庫県立人と自然の博物館 レガシー事業係」までメール(legacy@hitohaku.jp)、ファックス(079-559-2033)でお申込みください。
申込締切:令和2年2月20日(木)
■プログラム
【1部】<レガシー事業とICOM報告会>
・開会あいさつ
・報告1 10:30~10:50
「小規模ミュージアムネットワークとICOM京都大会」
坂本昇 (伊丹市昆虫館 学芸員)
・報告2 10:50~11:10
「地域の博物館との連携協働から見えた成果と課題」
濱村伸治(国立科学博物館 連携推進・学習センター)
・報告3 11:10~11:30
「ICOM京都大会をふまえた自然史博物館がめざすべき未来」
佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
・意見交換 11:30~12:00
司会:亀田佳代子(琵琶湖博物館)
【2部】
・開会あいさつ 13:00~
中瀬勲(自然史レガシー継承・発信実行委員会)
・講演1 13:10~13:50
「Where Culture Meets Nature ~日本文化を育んだ自然展」成果と課題
三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
・講演2 13:50~14:30
「センス・オブ・ワンダーと対話が鍵となる、大学や市民との協働」
稲庭彩和子(都美術館)
<休憩> ~14:50
・講演3 14:50~15:30
「茅が生み出す新しい伝統」
相良育弥(茅葺き職人、淡河茅葺き屋根保存会「くさかんむり」代表)
・講演4 15:30~16:10
「植物から生まれる日本の色」
吉岡更紗(よしおか工房)
・総合討論 16:10~16:55
司会:林光武(栃木県立博物館)
多くの方からのお申し込みをお待ちしております。