兵庫県立人と自然の博物館から以下のイベントの案内がありましたので掲載させていただきます。
自然史標本の活用に関心のある皆様方へ
公開講座「自然史標本を魅せる多様なアプローチ」のご案内
当館の企画展に関連した講座として、「自然史標本を魅せる多様なアプローチ」を開催いたします。
開催中の「学んで魅せる標本展」も併せてご覧いただければと思います。参加申し込み不要で無料(入館料は要ります)ですので、どなたでもご参加いただけます。この分野で特筆した技術をお持ちの皆様がご参加されます。
プラスティネーションや樹脂封入標本に関心のある方、自作したい方には、良い機会になるかと思います。
この講座では、自然史標本との接し方には、色々なスタイルが存在し、研究者だけでなく色々な人が関われることを知って頂ければと考えています。標本と言えば、昆虫をピンで刺して並べたもの、植物を台紙に貼ったものなどを想像しがちですが、それだけではありません。樹脂に封入する方法や動物の骨格標本、クラゲのゼリー標本など色んな方法があります。種類だけでなく、関わり方や活用の目的も多様。身近な自然素材を活かした素敵な雑貨、小さな微生物をモチーフにしたアート作品、高校の生物部や市民団体が取り組む標本づくりなど、発想しだいで自由な世界をつくりあがることができます。
このセミナーでは、そんな自由な世界を楽しんで頂ければと考えていますので、みなさま気兼ねなくご参加くださればと思います。当日は、さまざまな生きものグッズも登場します。
→転送歓迎です!!
日時: 2015年10月25日(日) 13時30分~16時30分
場所: 兵庫県立人と自然の博物館 大セミナー室
(入館料のみ必要です: 受講料・申込みは不要です)
【 内 容 】
1)自然史標本の多様性 ~作り方と関わり方~ 三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館)
教育や展示用に使える標本づくりの様々な技術とメリット・デメリットを紹介します。
2)高校生がつくるキノコ標本と展示 河合祐介(兵庫県立御影高等学校)
600種類におよぶ樹脂含浸によるキノコ標本を作成して、きのこ展を
開催している 御影高校きのこ部の活動を担当顧問の先生から、
取り組みと活動の背景を説明していただきます。
3)えぞホネ団Sapporoがつくる愉快な標本たち 工藤智美(えぞホネ団Sapporo・団長)
札幌を中心に動物の骨格標本やプラスティネーションなどを作品を作られている市民団体。
動物の骨格標本や、変わりダネとしては透明標本のプラスティネーションが登場?!
4)自然の造形美を伝える、根付かせる 吉村紘一(ウサギノネドコ)
ウニや花や実の封入標本を展示販売している京都のミセ・ヤド・カフェ。
自然の造形美を伝える新たなアプローチを紹介くださります。
5)小さな生き物を巨大化するアート 宇野君平(成安造形大学)
プランクトンなどの小さな生き物を大きく魅せる鉄鋼を用いたアートの技法について
説明いただきます。
会場を交えてのよもやま討論会
コーディネーター 西澤真樹子(なにわホネホネ団・大阪自然史センター)
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